絶滅動物

今までに絶滅してしまった動物は数多くいます。二ホンオオカミやマンモス、恐竜等がそうです
身近な動物でいえば「トキ」がいます。1990年代には日本に生息するトキは完全に姿を消しました。
トキについては戦国時代以前は自然に空を飛んでいたらしいのですが、戦国~江戸と矢羽として、トキの羽は使われていました。
それが高価だったため狩猟によって多くのトキが死んでいきました。
ある研究者の話では1600年以降に絶滅した哺乳類のうち25%は自然な絶滅といえるものですが、残りの75%は人間が直接、間接に関与したものだとされています。
その75%の内訳は、19%が環境破壊によるもの、23%が人間が持ち込んだ生物によるもの、33%が狩猟によるものだそうです。

ヨウスコウカワイルカ

ヨウスコウカワイルカはその名の通り、中国の揚子江に住んでいます。体長は2.2~2.5m。体重は160㎏前後。くちばしが長く、30㎝もあるのが特徴で、歯も30~35本あります。河の水が濁っている所で生活しているので、眼は小さく退化し、エコロケーションにたよっています。 人間が大河の営みを妨害したわずかの期間で、絶滅に追い込まれてしまいました。 揚子江の汚染、 餌の減少、 電動式陸揚げや複数のフックを利用する漁船など、白イルカの生活環境は大きく変わりました。 船のプロペラは好奇心の強いイルカを負傷させ、エンジン音はイルカのコミュニケーションを妨げ、群れから何頭かを孤立させたと考えられています。

かつて雄の個体が捕獲され、淇淇と名付けられて、武漢水生生物研究所において1980年から2002年7月14日まで飼育されていました。淇淇は洞庭湖の漁師によって発見された後、東湖 (East Lake) 近くのヨウスコウカワイルカ水族館で飼育され、同水族館の最後の個体となりました。 淇淇の後に捕獲された個体は、石首半自然ヨウスコウカワイルカ保護区で、1996年から1997年までの1年間の飼育の後、死亡しました。

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