絶滅危惧動物(サイ)
●クロサイ
分類は奇蹄目 サイ科です。
クロサイの角は、一部の国でとても価値があると考えられています。角を狙われたクロサイは、一時は2500頭以下にまで数が減ってしまいました。
体長は280~300cmで、体重は350~1300kgほどです。
生息地はアフリカの中西部。食べ物は主に低い木の葉や枝を食べます。時々は草を食べることもあります。
クロサイは子どもをたくさん産む動物ではありません。野生のクロサイには天敵があまりいなく、多くの子どもが無事に成長できました。
しかし、人間という天敵が現れた事で、死んでいく数が生まれる数を大きく上回ってしまいました。
現在、保護活動でクロサイは少しずつ増えているが、密猟を厳しく取り締まらないと、すぐにまた数が減ってきてしまいます。
絶滅危惧動物(クマ)
●シロクマ
シロクマ(ホッキョクグマ)は、世界の絶滅危惧・希少動物です。 陸上最大の肉食動物でもあるシロクマは、国際間の保護活動が進んで1976年から保護動物となりました。
1950年代には、シロクマは過度な狩猟のため、個体数が減り続けました。それを懸念した旧ソ連は、1956年にはシロクマの捕獲を禁止しました。
1965年には、アメリカ政府の主導でシロクマ保護のための国際会議開催となります。さらに、国際自然保護連合(IUCN)の調査の結果、国際ホッキョクグマ協定となり、北極圏に領土を持つソ連、ノルウエ―、デンマーク、カナダ、そしてアメリカによって、1976年の保護協定にいたりました。
しかしその生態は不明なことが多く、限られた情報のなかでその生態は推測されています。個体数に関しても、25,000頭から40,000頭と、幅広く推測されているにすぎません。