スミロドン

スミロドンとは別名サーベルタイガーとも呼ばれる、今から1万年程前まで生息していたネコ科では一番大型の肉食獣の事です。
その名の通りに、上顎から長いキバが生えておりマンモスやゾウ等の大型の動きの鈍い動物を襲っていたと考えられています。
体長は2m程で現在のトラと同じくらいだったとされています。
特徴としては、長いもので25cm以上もある鋭いキバと前足がかなり発達していて、後ろ足より前足のほうが長いのも特徴の一つです。
スミロドンはヨーロッパ、北アメリカ、アジア、アフリカ等、広範囲に生息していたとされています。
人類による石器などでの狩猟で数を少なくしていき、最終的にはアメリカ大陸に生息するのみとなり、それも人間による狩りによって絶滅してしまったとされています。

マンモス

マンモスは地球上の広い地域で適応していた動物です。寒帯から温帯、暖帯に生息。日本でも化石が発見されています。
ムカシマンモスは約100万年前後に日本に生息していました。その子孫と考えられるケナガマンモスは、全身を長い毛で覆っていました。ケナガマンモスは、北海道でも発見されています。
多くのイラストで描かれるマンモスは、このケナガマンモスをモデルにしたものが多いようです。
マンモスは、サーベルタイガー(スミロドン)とほとんど同時期、約1万年前に絶滅しました。
厳寒の氷河期の気候にも適応し、繁栄したマンモスでしたが、その後の気温上昇には対応することができませんでした。
多くのマンモスが住むシベリヤ。それまで餌となる草木を茂らせていた乾燥した大地だったそこは、雪の降り積もる不毛の大地へと変貌してしまったのです。

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