絶滅危惧動物(イヌ)
●リカオン
分類は食肉目 イヌ科です。
リカオンは群れを作り、仲間同士で助け合って生きるイヌ科の動物です。
家畜を襲う動物として人間に殺されたり、飼い犬の病気がうつったりして、絶滅の危機になります。
体長は80~112mで、体重は18~36kgです。
生息地はアフリカ南部と東部のサバンナ。
食べ物は主にガゼルなどを捕まえて食べます。他にもウサギやトカゲを食べる事もあります。
ライオンやハイエナに加えて、リカオンを脅かす生き物がもう一種類います。
それは、人間です。家畜を襲う動物として殺されたり、交通事故で命を落とすリカオンが増えています。
また、飼い犬からうつる病気も、群れにとって大きなダメージとなっています。
仲間と助け合いながら、厳しい環境を生き抜いてきたリカオンも、今ではアフリカでもっとも絶滅が心配される動物の一つになってしまいました。
絶滅危惧動物(ワニ)
●キューバワニ
最大全長350cmとワニの中では小型の部類のキューバワニは、クロコダイル属内では原始的な形態を残した種とされており、過去3世代の間に80%以上の減少が確認され、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストに、絶滅危惧種として登録されているキューバに生息するワニです。
かつてはキューバ島およびその周辺の島に分布していましたが、開発などにより激減し、現在はキューバ国内本島のサパタ半島のサパタ沼とピノス島のラニエル沼だけで生息しています。
しかし、サパタ沼で、キューバワニとアメリカワニの種間雑種が生まれたり、ラニエル沼では、人為的に移入されたメガネカイマンによる幼体の食害が問題になったりして、有効な保護が取られているわけではありません。